2013/08/30 実績:外壁打診検査
某ホテルの外壁打診検査を行ないました。外壁打診検査とは、建築基準法に定められている定期検査の1つで、詳細は国土交通省告示第282号に規定されています。簡単に言えば、外壁に使用されているタイルやモルタルの劣化状況や損傷程度を確認する検査です。
外壁は長年風雨にさらされる為、建築物の他の部分より劣化が激しいため、タイルやモルタルが剥がれて落下し、歩行者にケガをさせてしまう可能性があります。こうした事故を防ぐため、定期的に検査をして安全性を確認します。
具体的には建築士や職人といったプロフェッショナルが、目視やテストハンマー(打診棒)による打診で、タイルの浮きやモルタルのひび割れ(専門用語で”クラック”といいます)等を1つ1つ確認していきます。
地味で手間のかかる作業ですが、経験に裏打ちされた目と耳と感覚を持つプロフェッショナルでないとできない仕事です。
今回はホテルというこで、ゴンドラやロープを使用し高所での作業となりました。見晴らしが良いというよりも、怖いという風景です。