日産スタジアムの12条点検を実施しました
令和4年の4月、リムアーク横浜が日産スタジアムの建築基準法第12条点検を実施しました。
(12条点検とは、不特定多数の人が利用する特定建築物とその設備の安全性を確保するための点検・報告制度です。)
スタジアムという巨大な建築物を前にして、当初はどこから手を付けたらよいか迷いましたが、基本に戻って基礎、柱、梁、壁、屋根と順番に構造体を確認していきました。
日産スタジアムは構造体として、プレキャストコンクリートの柱と梁が組み合わされてできています。
プレキャストコンクリートとはあらかじめ工場で制作したコンクリート部材で、現場で型枠を組み施工した場合より高品質・高耐久で、工場で部材を制作するため、現場での作業は短期間となり周辺の環境にやさしい工法です。
一つ一つの各部材に劣化が生じていないか、何らかの変化は無いか、つぶさに調べ 写真を撮り報告書にまとめました。
完成した報告書の厚さはA-4番で約1000ページにおよびました。